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劇場版『Fate/stay night』の感想 [アニメ感想‐映画]

予告編第2弾が公開された際に取り上げたことがある。面白そうだなあ程度の簡単な紹介だったが。しかしその後、肝心の本編については全く触れていなかったので今さらながら感想を書いてみる。正直なところ、評価しづらい内容だった。

以前に自分は“あくまで『Fate/stay night』ファンだけを対象とした作品に仕上げるのか、予備知識なし(ゲームやTVアニメ等に触れていないという意味で)の一般層にもアピールできる伝奇娯楽アクションとして仕上げるのか。できれば後者であることを期待する”と書いた。だがその期待は残念ながら叶わなかった。

独立した一本の映画として観るとかなり雑というか無茶な構成で、誰も得しないんじゃないのかこれ、というのが偽らざる気持ちだった。内容は原作の「Unlimited Blade Works」シナリオに忠実だ。だが原作はこの尺(107分)に収まるようなボリュームじゃない。さりとてキャラクターを絞り込む等の大胆な脚色を熱狂的なファンが許すわけもないだろうし。そのため駆け足どころか全速力で走り抜けるダイジェストとなり、予備知識のない観客は序盤で振り落とされてしまう。ファンのためのお祭り映画だからOKだ、と言うのだろうか。だがこれではファンだって消化不良だろうに。バトルシーン等は見応えもあるだけにもったいない気がしてならない。

この『Fate/stay night』は登場人物がかなり多い。英霊と呼ばれるキャラクターだけで7(+1)人もいる。それぞれに固定ファンもいて、だからこそ無理にでも全員を登場させ、たとえ最低限でも個別の見せ場を用意しなければならなかったのかもしれない。だが結果的に単なる顔見せのような扱いになったキャラクターもいるのだ。これではファンにとっても不本意だろう。劇場用アニメとしてブラッシュアップされた美麗な作画を、映画館の大きなスクリーンで堪能する。それだけで満足だ。そう熱心なファンは考えているのか。

たとえ一部のファンから非難されようとも大胆な脚色を(必要ならば主要キャラクターを刈り込んででも)施し、一本の伝奇娯楽アクションとして仕上げて欲しかった。その点でこの映画に及第点は付けられない。

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映画『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』 [アニメ感想‐映画]

レンタルで視聴、興味はあったんだが変な先入観が邪魔をしてなかなか手に取れなかった。今はそれを反省している。勝手に侮っていてすみませんでした。想像していたよりずっと良かった。

3DCGアニメはピクサー(ディズニー)やドリームワークスといった海外勢が優れた作品を発表し評価も高い。その一方で(特に日本のアニメファンの中には)3DCGアニメ自体に未だ苦手意識や先入観を抱く人も多いかもしれない。旧来からのセルアニメの流れを汲む2Dアニメに対する慣れや拘りがあるからか。そんなことで優れた作品を観る機会が失われるならとても勿体ない話だ。とはいえ、自分も偉そうなことは言えない。さんざん迷った挙句、実際に観るまでこんなに時間を要したのはテレビ局主導で監督も長編アニメの経験は無い人物(ゲームのOPムービーを監督した経験はあるそうだが)、これでは先行するピクサーら海外勢には到底太刀打ちできまいという先入観があったからだ。それは良い意味で裏切られることになったのだけど。

※久しぶりに更新したせいか長くなったので畳みます。

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映画『借りぐらしのアリエッティ』 [アニメ感想‐映画]

先日やっと観てきたので感想など。実は観た直後にTwitterでとりとめもなく呟いたりしていたのだが、そのまとめ的な意味もあるかな。かなり長いです、ご勘弁(自分でもびっくり)。
公式サイトはここ⇒【借りぐらしのアリエッティ 公式サイト

借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: スタジオジブリ
  • メディア: Blu-ray

スタジオジブリ生え抜きの、しかもアニメーター畑の新人監督による処女作として公開前から注目されていた本作、これまで幾度か同様の試みがされながら宮崎駿の後継者はついぞ現れなかった。ジブリ関係者にとっても頭の痛い課題だろうが、当の宮崎駿自身が若手監督の芽を潰してきたという見方もあってなかなかややこしい話だ。この辺りのことは先日放送されたNHKの特番でも触れられていたから目にした人も多いだろう。

自分もこの特番を見た。映画を観に行く前にだ。昔なら観賞前に一切の事前情報をシャットアウトしようとしたものだが、自分にとってジブリ作品はその程度のものになった、ということかもしれない。もう少し特番に関して触れると、最も興味深かったのはスタッフたちの反応だった。絵コンテが宮崎駿のOKを貰っていない(見せていない)と聞いた途端、「それで本当に大丈夫なのか」と強い不安を隠そうとしなかったことだ。それも新人監督の目の前で。自分たちが関与する作品の監督に対して見せる態度ではないよな。別番組のインタビューで米林監督は「(スタジオジブリ)内部のアニメーターが監督をやることなんてないと思ってた」というコメントをしていたが、やはりそういう空気が蔓延している、スタジオジブリ=宮崎駿工房なんだと再認識させられた。これからは変わっていくんだろうし、変わらないようならスタジオジブリに未来はない。

ここから感想...なんですが長くなったので畳みます(ネタバレは無いです、多分)。

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映画『ボルト』 [アニメ感想‐映画]

正直なところ、さほど期待はしていなかった。正確に言えばディズニー映画で、しかもあのジョン・ラセターが(ピクサーの完全子会社化に伴って)全面的に関与した作品となれば、つまらない映画にはしないだろう...程度に考えていた。ごめん、侮ってたわ。とても面白かったです。

ボルト/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

ボルト/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray

ピクサーが関与せずディズニー単独で製作されたCGアニメとしては『チキン・リトル』、『ルイスと未来泥棒』に次いで三作目となる。第一弾となる『チキン・リトル』はあまり評価が高くなかったそうだ。皮肉にもピクサー作品と比較されての結果だった。そして第二弾の『ルイスと未来泥棒』はピクサー買収の結果、製作総指揮として関わることになったジョン・ラセターに「これはディズニーアニメらしさが無い」と、完成していたにも関わらず全面的な作り直しを命じられることとなる。確かこの時点で一度、今後ディズニー単独ではCGアニメを制作しない方針が発表されたはずだ。なにせピクサーが身内となったのだ、CGアニメはそちらに任せディズニーは原点である手描きアニメに注力すると。だがこの『ボルト』制作が発表された。ジョン・ラセターが企画当初から参加する形で。そんなこんなで注目はしつつも観るのを先延ばしにしてしまった。今では後悔してるけど。

主人公のボルトはいわゆるステージ犬で、子犬の頃からあるテレビドラマに出演している。そのドラマの中で彼はヒロインの父親に超能力を与えられたスーパードッグなのだ。本来の姿は当然ながらただの犬、しかしずっと撮影スタジオ内のみで暮らし、加えてドラマを迫真性のあるものとするためボルトには真実はひた隠しにされてきた。要は「俺は最強!」と勘違いしたままのイタい子なんですな。そんなボルトがちょっとしたアクシデントでアメリカ西海岸から遠く離れた東海岸へと運ばれてしまう。大好きなヒロインに再会するためボルトはアメリカ横断という大冒険をするはめに・・・というあらすじ。

冒頭、ボルトがスーパードッグっぷりを発揮するシーン(当然ながら劇中劇)は迫力があってカッコいい。スピンオフでもいいから独立した作品として制作して欲しいくらいだ。その後、現実社会に放り出されたボルトは野良の黒猫・ミトンズ、立ち寄ったキャンプ場にいたペットのハムスター・ライノと出会い、妙なトリオでの珍道中となる。この辺りは『三匹荒野を行く』なんだろうなーきっと(内訳というか組み合わせは違うけど)。道中でボルトは自分がスーパードッグなどではなくただの犬だと認識し大ショック、すっかりしょげてしまう。でも仲間のために、大好きなヒロインのために立ち向かう、という展開はお約束ながらぐっと来る。そして次第に本来の犬らしさも取り戻していくんだが、その指南役が黒猫のミトンズってのも可笑しい。

冒険の果てにボルトたちが得たものとは一体なんだったのか。まあラストはディズニー映画らしく見事なハッピーエンドです、安心して楽しめるはず。エンドクレジットの絵本というかイラスト風のアニメーションも楽しいので最後までちゃんと観ることをオススメします。ディズニー作品は各国語版へのローカライズに定評があるけど、今回の吹き替え版も良い感じです。大したもんだ。

我ながら気持ち悪いくらい褒めてるけど、なんというかね、もうアニメ映画はディズニーに任せておけばいいんじゃね?と思わされちゃうんですよ、昔はそんなに好きじゃなかったのに。やっぱり凄いよね。

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映画『マイマイ新子と千年の魔法』 [アニメ感想‐映画]

先日(といっても既に二週間ほど前だ)、隠れた名作と評価も高い『マイマイ新子と千年の魔法』をやっと観てきたので感想など書いてみる。ちょっと長いです、ご勘弁。
映画の公式サイトはここ⇒【「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト(2009年公開映画)

映画「マイマイ新子と千年の魔法」より映画「マイマイ新子と千年の魔法」より

舞台は昭和30年代の山口県防府市・国衙、そこに暮らす地元の少女・新子(しんこ)と、東京から父親の仕事の都合で転校してきた少女・貴伊子(きいこ)、彼女たちがいわばダブルヒロインだ(実はもう一人、重要な役どころの少女が登場するので、より正確にはトリプルヒロインとなるか)。慣れない田舎暮らしに戸惑う貴伊子がやがて新子やクラスメイトとも打ち解け友情を育んでいく様子や、彼らの日常が美しい自然を背景に活き活きと、そしてとても丁寧に描写されている。

同時にこの映画は正直なところ大変地味なのだ。アニメファンが注目するような流行りの派手な要素はほぼ皆無だ。ヒロインの新子が祖父から聞かされた千年前の町の姿やそこに生きた人々の様子に空想をめぐらせる、文字どおりファンタジックなシーンもあるとはいえ、例えば『となりのトトロ』のような分かりやすいカタルシスは無いからだ。よくこの企画が通ったな、と妙な感心すらしてしまうほどだ。まあ初公開当時にうっかり見逃した自分にえらそうなことを言う資格も無いが、手間のかかるだろう部分を本当に丁寧に作り込んでいるのでアニメーションとして、あるいは映画としての質はとても高い。これは間違いない。

この映画が初めて公開されたのは2009年11月21日、半年近くも前なのだが、熱心なファンによる草の根というべき活動もあって細々とロングラン上映が続いている。だが初公開時は興行成績に恵まれず短期間で上映が打ち切られてしまった。そもそもこの映画の存在自体があまり認知されていない。つい先日、NHK BS2の番組「MAG・ネット」で特集が組まれ、それで初めて知ったという人も少なくないようだ。自分が知ったのはGIGAZINE(「2009年秋期放送開始の新作アニメ一覧」)の記事だった。多くの新作TVアニメの情報の中、決して本数は多くない劇場用作品のカテゴリ、さらにその末尾に掲載されていたのだ。アニメ誌でもまともに採り上げたのはアニメージュくらいだったそうで、メディアへの露出はほとんどなかったはずだ。広告宣伝の予算が大変厳しく、十分な広報活動ができなかったとも聞く。同時期に公開されたアニメ映画には『東のエデン 劇場版1』、『テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~』、あるいは『劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』がある。それら見映えのする作品の中に埋もれてしまったことは否めない。

映画「マイマイ新子と千年の魔法」より映画「マイマイ新子と千年の魔法」より

時代は昭和30年代とちょっと昔、田舎に越してくる都会の子、はぐれた妹を探すくだり、空想か現実か判然としないシーン、活き活きと描写される子供たち、そして美しい背景美術。それら多くの共通する要素から(先にも名前を挙げたが)『となりのトトロ』を連想することも可能だ。だが『トトロ』の登場人物は皆「いいひと」ばかりだ。大人も子供も、少なくとも映画で描かれた範囲では。『マイマイ新子』では大人の駄目な部分もそのまま出てくる。肯定も否定もせず、ただそのままぽんと提示する。例えば新子たちが通う学校の女教師も、警官であるクラスメイトの父親も、決して清廉潔白な立派な大人としては描かれない。新子たちがどこまで理解していたかは分からないし、理解できていなくても別にかまわないが、そんな大人の複雑な事情すらも新子たちの日常の(事件の)一部として描かれていたのは面白かった。

また、新子と貴伊子の関係性はキャラクターデザインのお手本にもしたというハイジとクララを連想するべきなのだろう。だが自分はむしろ、『赤毛のアン』におけるアンとダイアナを連想した。最初は新子(アン)の空想に付き合わされる貴伊子(ダイアナ)だが、映画の中盤辺りから主客が逆転していくようにも見えた。そして遂には貴伊子が自身の中に空想(千年の魔法)を取り入れ自分のものにしてしまう。最終的にはあの土地に留まる者が土地の「歴史」そのものである「千年の魔法」を引き継ぐわけだ。ではエンディング後の新子には千年の魔法はもう顕現しないのか。まあ厳密には顕れないんだろう。もちろん「むずむずする」ことはこれからも続くだろうが、それは彼女の中にあるものであって、あの土地がもつ「魔法」ではないのかもしれない。

いずれにせよ二人のヒロインは大変魅力的に描かれていて、これは新子役の福田麻由子、貴伊子役の水沢奈子の演技に負うところも大きいと思う。とても上手だった(もちろん他のキャラクターとそのキャストも)。またエンディングに流れる主題歌「こどものせかい」も良曲で、映画の締めくくりを美しく彩っていた。思わず泣きそうになったほどだ。

マイマイ新子 (新潮文庫)

マイマイ新子 (新潮文庫)

  • 作者: 高樹 のぶ子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/03/28
  • メディア: 文庫

原作は山口県出身である作家・髙樹のぶ子の自伝的小説とのこと。公式サイトやパンフレットにも掲載されている作者のメッセージを一部引用させてもらう。

あるいは、こうも思うのです。このアニメ世界こそが本来の姿であり、高度成長に狂った昭和三十年からの年月こそ、日本と日本人は「物質的に豊かになれば、幸せになれる」という間違った魔法に掛けられていたのではないか。新子は私達に魔法を掛けるのではなく、解き放とうとしているのではないだろうか。

世界は単純ではなく、生きるのは困難だけど、すべての子供たちに、自分の心の底に流れる水の美しさを知って欲しい。千年の時を流れる小川は、現代の都会の子供にも流れているのだと。

そんな新子の魔法にぜひあなたも・・・と言いたいところだが、残念なことに現時点ではソフト化の予定がないのだという(どうやら目処が付きそうな気配はあるらしいのだが)。せめてDVD化されればより多くの人に観てもらう機会も増えるので、ぜひとも実現して欲しい。そして新子の魔法に魅せられて欲しい。

その代わりといってはなんだが、公式サイトでは各種プロモーション用動画が公開(YouTubeにアップ)されていて、その中に太っ腹にも冒頭5分間をまるごと見せてくれるものがあるので貼ってみたり。『サマーウォーズ』も同じようなことやってたけれど、最近の傾向なのかしら。
【2010/04/23 21:05追記】DVD化が正式に決定したようです。詳細は後日(5月10日頃に)公式サイト等で発表されるとのこと。欲を言えばBlu-rayで...との思いもあるが念願のソフト化だ、良かった。
【2010/05/17 01:32追記】DVD発売日が2010年7月23日に決定・公表されました。詳細は公式サイトを参照ください(トップページに記載されています)。資料・映像特典等も充実したお買い得仕様です。

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
  • メディア: DVD

「マイマイ新子と千年の魔法」まるごと見せます(冒頭5分) - YouTube

なお、記事中に使用した画像は全て、公式ブログにおいて「映画に関する感想や応援コメントなどを書く場合に使用して欲しい」と公開されているものを拝借した。末尾ながら感謝申し上げます。

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映画『涼宮ハルヒの消失』 [アニメ感想‐映画]

観てきた。自分は『消失』も含めた原作は一冊も読んでおらず、TVアニメでしか『ハルヒ』シリーズを知らないが、最後まで一切の中弛みもなく満足度はかなり高かった。SF映画、青春映画、あるいは恋愛映画、どの観点から見ても良く出来てるなーと思うし。アニメシリーズの集大成として、すごく豪華な最終回を見せられた気分です。ちょっと感想などを、最初は当たり障りのないところから。

上映時間がほぼ3時間(俺のライフ(尻の)はもうゼロよ!)

長い。覚悟は出来ていたがそれでも長い。あまり映画館に行く機会がない人(の尻)には優しくない映画だ。だが最後まで全然退屈せずダレもしなかったので精神的な苦痛はない。自分の場合、原作を未読で先の展開が分からないことは逆にラッキーだった。老婆心ながらドリンク類を買って観ながら飲むというのは避けたほうがいいかも。また、上映前にトイレは必ず行っておくべし。たとえ尿意が無くても絞り出す!ぐらいの勢いで(おトイレが近い人は特に)。限界だったのか途中退席した人も何人かいたので。その場でお漏らしするよりマシだが、他の観客にも迷惑だからね。ワシの膀胱は108リットルまであるぞ、というなら別ですが。

作画に関して(あるいは「キョンの野郎、もげてしまえ!」という怨嗟)

文句なし。素晴らしい出来映え。映画の大半が日常描写だが、高品質なアニメートに支えられると派手なアクションが無くともこんなに心躍るものなのか。細かい部分までとにかくよく動く。普通なら止め絵で処理するようなモブ(クラスメートとか)まで徹底的に芝居をさせる。いわゆる作画崩れもほとんどない(エンディング間際に1シーンだけ微妙な部分があったのが惜しまれる、他が良すぎて逆に目立つ)。そんなことより長門さんがマジやばい。なにこの可愛い娘さん。文芸部の本好き少女モードはあざとさも目立つが「長門は俺の嫁」と叫ぶのも頷けるすさまじい破壊力だ(個人的には無表情モードの方が好きかも)。もう一方のヒロインであるハルヒもすげー可愛い。普段と違う制服と髪型のハルヒは新鮮でした。いいよなーキョンは。

音楽とか主題歌とか(身じろぎせずにEDテーマに聞き入る観客たち)

これに関しては自信を持って書けない。聞き覚えのある曲も幾つかあったが、『ハルヒ』シリーズのBGMってあまり印象に残ってないんだ俺。劇伴としては過不足の無い仕事だと思うけど。エンディングテーマ(主題歌)は、ほぼアカペラに近い。歌というよりある人物の呟きみたいなものか。あ、主題歌と共にエンドクレジットが終わると、その後にもう1シーンあるので最後まで席を立たないように。

その他いろいろ

物販は一つも買わずパンフレットだけ確保、マウスパッドシールが入っていたが一部1000円は高えな。メンズデー等なら映画がもう一本観られる。来場者キャンペーンの特製メモパッド(パンフの表紙と同じ図柄、中身は普通のメモ帳)はチケットのもぎりの際、当然のように渡された。初日で無くなるのかと予想してたが、結構な数を用意してあったのか。劇場によって違うかもしれない。

ここから先はもう少し突っ込んだ感想を(ネタバレあり、かも。原作ファンにはいまさらですが)。

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OVA『ルパン三世 GREEN vs RED』 [アニメ感想‐映画]

レンタルで視聴。ルパン三世登場40周年記念として2008年に制作・発売されたオリジナル作品。
公式の特設サイトもまだ残っている⇒【ルパン三世「GREEN vs RED」特設サイト

これまでルパンシリーズの大半は見てきた(全てではないし熱狂的なファンとまでは言えない)自分としては、なんとも評価の難しい微妙な作品だったかなと。40周年記念と謳った作品でこれをやるかとすら思ったし。TV放映前提ではなくDVD販売専用(現在はレンタルも可能とはいえ)、つまり対象としたのはDVDを購入してくれるようなルパンファンであるはずだが、そんなファンほど戸惑ったんじゃないかな。以下あらすじ。

舞台は東京
民間の軍事組織“ナイトホークス”の持つお宝・アイスキューブを目当てに、緑ジャケットを着たルパンと赤ジャケットを着たルパンが勝鬨橋に現れた!?
橋の上でワルサーを構え、対峙する赤ジャケットのルパンと緑ジャケットのルパン―。

何故ルパンが2人…?!果たしてお宝はどちらが手にする…?!不二子や次元、五エ門はどちらの味方につくのか?銭形警部は本物のルパンを見分けることができるのか?!
ルパンの素顔とは…?!

タイトルで明らかなとおり本作では「ルパン対ルパン」が描かれている。これまでも似たようなエピソードはあったがさらに徹底していて、ルパンとは何者か、ルパンであるための資格とは何か、という部分にかなり真正面から踏み込んでいる。原作者のモンキー・パンチに訊けよなんて野暮は無しの方向で。

神出鬼没の怪盗、ルパンは代替わりしていくもの、と捉えるのが普通だ。“三世”なんて名乗るくらいだし。その昔、海外向けではあったが未来の宇宙を舞台にした「ルパン8世」なんて企画が立ったこともある(しかも泥棒ではなく私立探偵だ、『カウボーイビバップ』みたいな感じだったのかしら。)。何話分か制作されたものの放送されることはなかったらしいが。だがここまでシリーズが続くと、むしろ歌舞伎や落語のように名跡を継ぐというイメージの方が適当な気もしてくる。「ルパン三世」は特定の人物を指す固有名詞ではなく肩書きのようなものであり、その名前だけが後世に引き継がれていくと。

劇場版第1作(マモー編の方が通りがいいか)では、敵役であるマモーからルパンは自分の存在を問いかけられる。お前は正真正銘、オリジナルのルパン三世か。そう思い込んでいるだけのクローンではないのかと。あるいは幻となった企画、俗にいう「押井ルパン」ではさらに踏み込んだ形で提示される。ルパンなんて最初から存在していなかったのではないか。次元、不二子、五エ門、さらには銭形ですらも。こうなると『ルパン三世』という作品そのものをひっくり返してしまう。これはお蔵入りになっても無理はない。

ではこの『GREEN vs RED』は、と言えば、同じとは行かないまでも似たようなところを狙っていたりする。ルパンは本当にひとりだけなのか。世界を股にかけた活躍を可能にしているのは、大勢のルパンがいるからではないか。言い方を変えれば基準さえ満たせば誰でもルパンになれるんじゃないか、ということだ。TV第1シリーズでは祖父アルセーヌ・ルパンが残した盗術指南書を参考に、ルパンを騙り盗みを生業とする島が登場する『ニセルパンを捕まえろ!』というエピソードがあった。テクニックとしてルパンを模倣することは可能なわけだ。あとはその本質、ルパンをルパン足らしめているものとは...という点を問いかけている。その意味でもかなりチャレンジブルな作品ではある。成功しているとは言えないのが残念だが。

いまひとつ狙いが分からないのは妙にきな臭い題材を同時に持ち込んでいることだった。それは「核」と「軍備」なんだが。この作品では日本に民間軍事会社が存在し、国内の治安維持にも関与しているという設定になっている。ネタばらしになるのもまずいが、ルパンたちが狙うお宝もそれと密接に関連している。なんというか、ルパンらしくはないよな。『さらば愛しきルパンよ』がやりたかったのか。他には唐突に出てくる巨大ロボットは何だったんだろう。一瞬「はぁ?」となってしまったぞ。『20世紀少年』かよと。同じ日本テレビ絡みだけどさ。

ファンサービスもある。シリーズゆかりの小ネタをところどころに配してあるのでそれを見つけるのも楽しい。『カリオストロの城』の主題歌だった『炎のたからもの』を本作の主題歌としたのもその一つか。歌唱は今井美樹だ。オリジナルを歌ったBOBBY(ボビー)のハスキーな歌声とはまた違った魅力的なバラードになっている。声優陣に関しては...言葉を濁さざるを得ない。以前、『風魔一族の陰謀』の感想に書いたとおりだからこれ以上はあえて述べない。

すっかり長くなってしまった。最後に新作の話題を。最新作『ルパン三世 the Last Job』が金曜特別ロードショー枠で2月12日に放送される。風魔一族が絡んでくるらしい。確かパチンコ台の新作『CRルパン三世 徳川の秘宝を追え』もそうなんだよな。偶然なのか。だったら『風魔一族の陰謀』自体を放送すりゃいいのに。
それはさておき、新作のタイトルがいかにも意味深だ。これでアニメシリーズは一旦お休みにするのかもしれない。うん、いいんじゃないか。主要キャストの高齢化を考えたら遅すぎるくらいだもの。

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ラピュタ関連 [アニメ感想‐映画]

TVで『天空の城ラピュタ』が放送されてるが、もう何度観たんだろう。公開当時に映画館で、その後に発売されたビデオソフト(ちなみに手元にあるのはBeta)やDVDで。内容に関しては今さら言うことは何もない。そこで手元にある公開当時のパンフレットをちょっと紹介。サムネイルクリックすると大きめの画像が別窓で表示されます(差し障りがあればすぐに削除しますが)。

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画像は左から前売りチケットの半券、我ながらよく取ってあったな。映画館名は札幌東映パラスとなってる。東映系列で公開されたアニメのほとんどはここで観た。もう随分前に閉館してしまったけど。続いてパンフの表紙、「ある日、少女が空から降ってきた...。」というコピーと共に『ラピュタ』で一番馴染み深い絵柄かもしれない。続いてパンフの裏表紙、特別協賛として味の素が参加していた関係で、ラピュタソーダってのが売られてたんですよ。ええ、飲みましたよ当然。普通に美味しかった記憶が。さすがに飲み終わった空き缶やビンは取ってなかった。勿体ないことしたな。一番右が裏表紙をめくった部分に載ってるもう一つの特別協賛、東芝の広告。VDPだよ、時代を感じるなあ。

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『ラピュタ』にはもう一つのキャッチコピーがあって、それは「愉しきかな 血湧き 肉踊る 漫画映画」というもの。パンフレットにも表紙をめくると宮崎監督のメッセージと共に掲載されてる。『ラピュタ』が冒険活劇であり漫画映画の王道を企図していたことがよく分かる。だがその夢は果たされたとは言えないかもしれない。ラストシーンにおいてラピュタが天空高く、人の手が届かない遥かな高みへと昇っていったことは象徴的だ。『風の谷のナウシカ』と同様に『ラピュタ』も宮崎監督が手がけた『名探偵ホームズ』が併映作品だった。そのパンフレットも表紙だけ紹介しておきます。

『ラピュタ』に登場するメカの中でも重要な役割を果たすフラップター。1983年に出版された『宮崎駿イメージボード集』に、誕生の経緯が本人のイラスト付きで解説されている。この時は単に虫型オーニソプターと称しているが、デザインから操作方法までフラップターそのまま、宮崎監督の中でイメージはすでに完成されていたわけだ。『ラピュタ』公開の3年前にこれを読んでいたため、個人的に残念だった部分があって。それはフラップターの羽根の表現に関してだ。画像を見れば一目瞭然なんだがさすがに控える。代わりに宮崎監督の構想文を一部引用する(できるだけ手書きの原文に近い形で引用してます)。

1秒間に50回位はばたかせたいが1秒24コマのフィルムでは1コマ作画にしても描きようがない
で、1秒6回(アゲハチョウ以下)とするが、描きようでこれで充分目くらましになる

この後、“典型的な繰り返し例”として1秒8回、1サイクル4K(コマ)の図解がある。さらに続けて、

が、4コマごとに同じ絵が見えると動きと感じるよりチラチラと絵の残像が目にひっかかるようになるので くりかえしのパターンを三種類位つくって(つまり12枚となる)乱してまぜた方がかんじが出るはずである
虫のはばたきよりは遅いが(※ここにハチの絵)←こんな風に処理してはつまらない

上で“こんな風に”として例示されているのは、いわゆる漫画的な何本かの線で表現している「はばたき」なんだが、これは『ラピュタ』におけるフラップター飛翔時の羽根の表現と同じなんだ。スケジュールの都合や、いろいろと試行錯誤を重ねた末の結論だったんだろうが、一体どんな表現方法になっているのか楽しみだっただけに、軽い失望をおぼえたのは否めない。ま、それも含めて思い出の一本ではあるな。

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久しぶりに『ガンダム0083』を見た [アニメ感想‐映画]

ふと思い立って何日かに分けて視聴した。以前に見たのはいつ頃だったかな。久しぶりに見たせいか妙に暑っ苦しいアニメだよなーという印象だ。特にガトーらデラーズ・フリートが。

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.1 [DVD]機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.2 [DVD]

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.1 [DVD]
機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.2 [DVD]

そういえば限定生産の5.1ch DVD-BOXも迷った挙句に買わなかったんだった。オリジナル音源が残っていなかったのでアフレコし直したと聞いた。実際に新録音版を聞いていないから比較も出来ないけど、それってどうなんだと思わんでもない。声優さんの演技うんぬんではなく音源等の管理の面で。ガンダムで稼いでいるサンライズやバンダイにとっては重要な資産じゃないのかね。確かに10年以上前の作品ではあるが、NHKの少年ドラマシリーズのように放送用ビデオテープが高価だったので使いまわしちゃったから現存してません、なんてわけじゃあるまいに。アニメって結局はこの程度の、使い捨て上等みたいな認識でいるんだろうかな。

さて内容ですが。ガンダムシリーズでも一、ニを争うビッチとして評判のニナ・パープルトンさんだが、クライマックスの展開は今見ても酷い。「やっぱり元カレの方がいい、だってコウって頼りないんだもん。ごめんねー」とあっさり元鞘に納まったとしか見えないものな。極めつけはラストシーンだ。晴れて無罪放免されたウラキの元にいけしゃあしゃあと現れる始末。そりゃあね、皆怒るさ。ガトーが死んじゃったのでまたコウに鞍替えかよと。二度とコウの人生に関わってくるな。というかお前を星の屑にしてやりてえよ...みたいな。

とはいうものの男女関係なんて人それぞれだから、ニナがビッチだろうがコウが無類のお人好しだろうが、当人同士が納得してるなら問題はない。割れ鍋に綴じ蓋って言葉もあるし。じゃあなぜここまでニナが嫌われてるかと言えば、序盤から中盤までガトーとの因縁を匂わせるような描写が一切無かったからだろう。おそらく当初は二人の関係なんて予定に無かったんじゃないか。中盤、コウの乗機であるガンダム試作1号機がフルバーニアン化したあたりから、作品自体の雰囲気もがらっと変わったような気がするし。この辺の事情等について言及している書籍とかあったりするんだろうか。

他にはやはりメカ関係か。デンドロビウムとノイエ・ジールは格好良いよな。特にデンドロビウムは主役メカとは思えない禍々しさだ。ところで「Iフィールド・ジェネレーター」が登場したのはこれが初だっけ。対ビーム兵器用のバリアみたいなもんだけど、最初に見たときは結構おどろいた。これって演出側からの要請で出てきたものなんだろうか。中・長距離からビーム一発でおしまい、というのも味気ないし単調になりがちだ。せめて射程が短い(だろう)実体弾か、ビームサーベルを使わせたり直接殴りあう等の近接戦闘に持ち込むための理屈付け、みたいな。でもIフィールドっていう設定自体はかなり前からあるみたいなので、やはり設定優先で出てきたのかな。これも調べりゃ分かることなのかもしれん。

そんなようなことを考えながら見ていた。たまに見直すと面白いもんだ。溜まったTVアニメの消化はまったく進みませんけど。

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.3 [DVD]機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.4 [DVD]

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.3 [DVD]
機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.4 [DVD]

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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』 [アニメ感想‐映画]

再視聴、もう何度目になるかも忘れた。現在公開中の『BALLAD 名もなき恋の歌』は観に行かないと思うのでオリジナルの方を見直そうかと。やっぱり面白かった。

クレヨンしんちゃん』劇場版の中でもこの「アッパレ!戦国大合戦」と「オトナ帝国の逆襲」は、子供に付き添ってきた親をボロ泣きさせる名作と評価が高い。どちらか選べと言われたら個人的には「アッパレ!戦国大合戦」かな。かなりの異色作なのは確かで無理に『クレヨンしんちゃん』の映画でやらなくても良かったのではという意見もやはりあって、実写映画化を企画した人たちもおそらくそう考えたんじゃないか。だが今さら言うまでもなくそれは間違いだ。『クレヨンしんちゃん』という枠組みの中でこそ成立している映画なので、単純にその枠組みを取り外しては台無しになってしまう。面白く仕立て直すには慎重に脚色しないと駄目だ。その辺りに不安があって『BALAD』を観に行く気になれないんだよな。本当は観て確かめるべきだと思うんだけど。

この映画でも野原一家は大活躍する。基本的にギャグアニメなのでかなり無茶な展開もあるが、それでも破綻しないのは『クレヨンしんちゃん』だからという共通認識が観客との間にできているからだ。長く愛されているシリーズ物の強みでもある。ただ映画の締めくくり方には不満というか疑問も残る。未完に終わったテレビ版を映画で決着させるとか装いも新たに語り直すというパターンを除き、シリーズ物の劇場版は年に一度のお祭りだ。映画の中ではどんな大活躍をさせても良いが、最後には見なれたテレビシリーズへ、いわば「日常」へ戻してあげなきゃいけない。でもこの映画ではそれがない。胸を締め付ける切ないラストシーンは大変素晴らしいんだけど、この終わらせ方ではファンが毎週楽しみにしているテレビシリーズに戻って行けないんだよね。

例えば『ドラえもん』でものび太が全く成長しないのはおかしい、という見方がある。特に大長編シリーズでは得がたい経験を何度もしているし。自分も一時期、同じ理由で『ドラえもん』を敬遠したがそれは的外れなんだと後から気付いた。その一本で完結する映画なら知らず、シリーズが継続中の作品でキャラクターを勝手に成長させてはいけない。仮に成長を描くとしてもそれを許されるのは原作者の藤子・F・不二雄だけだ。アニメ版では相変わらずつまらない失敗をし、その度に「たすけてドラえもーん」と鼻水たらして叫ぶのび太じゃなきゃ駄目なんだ。これは『クレヨンしんちゃん』も同じで、相変わらずおバカで下品で底抜けに明るいしんちゃんと野原一家じゃなければ駄目だ。でもそうはならなかった。原恵一監督は全てやり尽くしたと、この映画を最後に劇場版の監督を降板したそうだが、あとの事なんか知らねーよという気持ちもあったのかな。シリーズ物の劇場版って難しいよなーと再視聴して改めて考えた。

他には「アッパレ!戦国大合戦」は声優さんも素晴らしく聞き応えがあります。おっさんが多いのもポイント高し。そういえばゲストとして雨上がり決死隊の二人も参加してるんだけど、エンドロールを見るまでころっと忘れていた。言われなければ最後まで気付かないレベル、上手だよなあ。
もしも未だ見ていないという人はぜひ。『BALLAD』と見比べるという意地悪なことをしてみるのも一興かと。

【追記】遅まきながら『BALLAD 名もなき恋のうた』を観たので感想を書きました。
http://chokusin.blog.so-net.ne.jp/20101025

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