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『宇宙戦艦ヤマト2199』のこと [アニメ感想‐TV]

この4月からテレビ放映が始まったので見てる。先行上映やソフトが発売された際に友人の一人がどハマリし「見ろ見ろ」と盛んに薦めてきたので出来は悪くないんだろうと思ってたがなかなか面白い。ただし諸手を挙げて絶賛とまでは行かないあたりがおっさんオタクの哀しい性ではある(この辺りはオリジナルを知っているかどうかでも違ってきそうだが)。

たとえ評価が定まった作品であっても10年、20年と時間が経過すれば古びてしまうこともあるし、特にアニメ(や漫画)は絵の占める比重が大きく、時代ごとの流行り廃りがかなり顕著だ。現在の絵柄の流行から外れているだけで「古くさくて見る気がしない」という人が少なくない以上、リメイクという手法はそれなりに有効だったりもする。まあ昔からのファンにすれば「頼むからそっとしておいてくれ」という意見もあるだろうし、逆に旧作を知らない世代からは「いまさらリメイク?」と言われるかもしれず、『ヤマト』に限らず旧作のリメイクには避けられない難しさではあるんだが。

さて今回のリメイク版『ヤマト』、ファンですらげんなりさせられた正統続編や実写版に比べるのもアレだが遥かにマシだ。基本というか核の部分は変えずに現代的なリニューアルを施してあって、それが今のところ成功してるかなーという印象。中には「おお、そうきたか」と感心させられたり逆に「あー、そこは変えないで欲しかった」や「え、それはいらなくね?」等々、なかなか複雑な部分もあるけれど。自分もかつては『ヤマト』に夢中になった世代としてそれなりに思い入れもあるから。

先日の放送分(第7話)で太陽系を離れたわけだが、そのエピソードに関して言えば古代と沖田艦長の関係とか描写が気になった。オリジナルにおいてはヤマト乗組員の中で(少なくとも描写された範囲で)お互いだけが地球に残してきた家族の無い天涯孤独な身であるという境遇からくるシンパシー。特に古代に関しては艦長に対する最悪な第一印象(己が助かるために部下(兄)を見殺しにする“英雄”)がここまでの航海で改まってきた上でこのエピソードが決定打になるわけだから。そしてあの艦長室での「古代、お前もさよならを言わんか!」「は、はいっ!」に繋がるのでなあ。変えないで欲しかったかも。

この関連では森雪との描写もちと残念。もっとも彼女に関しては設定自体が大きく変えられてるようだし、描写に関しては好みの問題でもあるが。雪は古代にも当然ながら地球に残してきた家族がいると思い込んでて(兄である守の戦死については「ゆきかぜ」発見のくだりで分かっていただろうが)、彼が回線の繋がっていないモニタを黙って見つめる姿を偶然見かけ「ああ、そうだったのか」とショックを受けちゃうわけなんだが、リメイク版では古代の口から「俺、家族全員死んじゃってるんだよね」と台詞で言わせちゃうのがなあ。いや、オリジナルと同じにせよなんて思っちゃいないけども。

あとは主人公である古代が航海を通じて成長するのもヤマトの重要な部分だと思うんだが、今回の古代くんはやけに達観してるというかやんちゃな部分がどうにも少ない。オリジナルでは彼ひとりの中に盛り込んでいた要素を他のキャラクターに分散させてるっぽいのでその影響もあるんだろう。特に南部くん、キャラ変えすぎだよなあ。頭のいかれたトリガーハッピー野郎にしか見えんもの。困ったもんだ。

ただでさえストレスがMAXな航海であるヤマト艦内に騒動の火種(いかにもトラブルメーカー然としたキャラクター、保安部の彼ですけど)を増やす必要あるのか、後々ドラマとして使いこなせるの?とか、アニメファンへの目配せでもあるのか女性乗組員を増やすのはいいとして、やたらと萌えキャラ化してるというか、あざといキャラづけなのはさすがにどうなんだ・・・などなど不満も結構あるが、2013年に『ヤマト』を新作として毎週テレビで見られるということを思えば些細なことだし(その割にはぐだぐだ長文書いてますが)最後まで楽しめたらいいなあと視聴しておる次第です。

公式サイト⇒【宇宙戦艦ヤマト2199

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タグ:ヤマト2199

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コメント 3

arkstar

先行でBD版を買って見てたりしますが(^_^;)
まぁ、許せる範囲かなぁっていうのが本心ですねぇ。
BD版のオーディオコメンターリーで、古代と島のキャラをオリジナル版から少し変更しているというのは語られていました。

まぁ、私はアホ毛が出てきた段階で、時代なんだなぁって思ったのですが(^_^;)
雪は、オリジナルがスーパーウーマン状態だったので、役割分担で女性キャストが増えてるのは納得行くのですが、それだと地球帰還前に単身コスモクリーナーを動作させる部分とか大丈夫なのか?って気もします。

ただ、何だかんだ言いながらBD版楽しみにしてはいるのですが(^_^;)
by arkstar (2013-05-21 21:00) 

HINAKA

ずいぶんお久しぶりの、HINAKAです。

chokusin様

So-netブログを追い出されて……という件はさておき、「ヤマト2199」に関する御意見には、概ね納得です。
前回の対冥王星基地戦闘では、ヤマト第3艦橋の秘密?や潜水艦戦闘(ってあたのかい?)に関する説明、そもそも何で逆さまになったのかも、説明無しで初見の方は分かったのでしょうか?それとも初代を知るパパが息子に説明する、サービスシーンとか!?

ヤマト女性乗組員の問題に関しては、実は初代TVシリーズ・ヤマトの第10話「さらば太陽圏~」のまさにこの回で、多くの女性乗組員がいる事が描写されています。
その辺詳しくは、トラックバクさせていただく記事にしてありますので、御参照いただければ幸いです。更に上の方が仰っていますが、「アホ毛」に関しては、総監督の出淵氏が相当抵抗したのだけれど、押し切られたと嘆いたそうです。

OPやEDに関しては、劇場上映版やDVD販売版などで、それぞれ異なるそうでTV版は、TVオリジナルなのだとか……。
なおTV版は放映時間の関係で、DVD版等に対して短くしてあるそうです。個人的に大きな点は、どう見てもサーシヤもスターシアも、人間の女性にしか見えない……。火星で、サーシヤの遺体を発見した時の、島のセリフが印象的です。
「女だよな?」そうなんですどう見ても、人間の女性にしか見えない。女神とか、妖精とかという神秘性が、感じられないんです。

当然、スターシアの座ると服の裾よりも長い、伸縮自在の髪などはないでしょうし、そもそもああいう機能的な服は……女神さん的ではありませんよねェ~。
とにかく展開が早く、内容がすし詰めなので、情緒とロマンに欠けるところが、悔しい気がします。

それでは、また。


by HINAKA (2013-05-22 02:19) 

chokusin

>arkstar さん
コメントありがとうございます。
かつてオリジナル版を見たおっさんがリメイク版に難癖つけてるような記事になってしまいましたが楽しんで見てます(本当ですよ?)。こちらの地域でも先行上映してくれる劇場があって、記事にも書いた友人から観に行こうと誘われてもいるんですがなかなか時間が合わなくて。先の展開が気になるところですがゆっくりテレビ放送を待つことにします。

>HINAKA さん
コメントありがとうございます。
テレビ放送だとどうしても制約が付いて回るんですね。こればかりは致し方ないところでしょう。
女性乗組員の件ですが、昔からパロディ等のネタにもされてましたね。片道切符になるかもしれない航海で乗組員のほとんどがむさ苦しい男たち、そこに女性が雪ひとりでは大変なことに・・・とか。
『復活篇』ではせっかく女性乗組員が増えたのに配属先が最も死亡率が高い第三艦橋なのは何かの陰謀か、メインスタッフに女性嫌いな奴でもいたのじゃないか・・・とか。
by chokusin (2013-05-22 21:09) 

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