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映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』 [映画感想‐洋画]

シリーズ第一作目の『賢者の石』から足かけ10年(原作未読のため映画に限定するとですが)、ついに完結です。これだけ長きに渡るシリーズ作品で主要キャストに変更が無かった(ダンブルドア校長を除く)のは珍しいケースだと思います。

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十年一昔ではありませんが、いやあ、主演の三人組もすっかり大人になりました。観客(や読者)が主人公たちと共に歳を重ね成長していくというのもシリーズ物の魅力ですが、自分などは新作が公開されるたびに久しぶりに会う親戚の子がどんどん大人びていく様子に戸惑うおじさんの気分でした。

おっさんの感傷はさておき。最終作『死の秘宝』(原題:Harry Potter and the Deathly Hallows)はシリーズ初の前後編として制作・公開されましたので感想もそれぞれ書くことにします。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (1枚組) [DVD]

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前編にあたるPART1の公開は2010年11月でした。当初は後編であるPART2と共にこれまたシリーズ初の3D上映が予定されていましたが事情により急遽2D上映となったことも話題になりましたね。もともと続編ありきなこともあって映画館で観ていたら不満は抱いただろうなと思います。なにしろハリー達が敵にかなり追い込まれた状態で「次回へ続く」になるからです(そして半年以上待たされるわけだし)。その点を除けば2時間半近い尺も退屈に感じたりはしませんでした。

ただストーリーはあまり進展しないんですけどね。見せ場になる派手なシーンも少しは用意されてますから退屈はしませんが。前作『謎のプリンス』から続く「分霊箱の探索と破壊」や、その道中で三人組に生じる疑心暗鬼や軋轢などが描かれます。個人的には冒頭、旅立ちに際し両親から自分に関する記憶を消すハーマイオニーの悲痛な決意と、その直後に人命を奪うことにいささかの躊躇も無い「例のあの人」の描写がこれから臨む最終決戦の厳しさを上手く見せていて印象に残りました。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 [DVD]

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後編であり真の最終作となるPART2です。物語的にもクライマックスを迎えシリーズ中で最もど派手な魔法合戦が描かれ楽しめました(その分、敵味方あわせてかなりの死者が出てるんですけど)。これまでもその傾向はありましたが主役のハリー以上に脇役が大活躍な印象です。特にある人物の秘した想いと不器用さには泣かされますねえ。それに比べてハリーの父親は何だったんでしょうか。

しかし個人的に釈然としない点は他にありまして。今さらではありますが主役のハリーとその宿敵ヴォルデモートの二人がどうにもよく分からん人物であること、これが最大の欠点ではないかと。特にヴォルデモートは「結局お前は何がしたかったの?」と問い詰めたくなるほどで。それに比べればハリーにはまだ同情の余地はありますかね、状況に翻弄され続けたわけですから。原作も含め、ずっと追いかけていたファンの人たちはどう思ったんでしょうね。

とはいえ最終章として、そして10年に渡るシリーズの締めくくりとして十分な出来栄えであり、キャスト・スタッフの皆さんにはお疲れ様でした、楽しませてくれてありがとう、という言葉しかありません。これは余計なお世話ですが、これから見るという方は二本続けて鑑賞するのがいいと思います。合計で5時間近くなるのが難点ですが。


以下余談です。主役の三人組はこれからも俳優業を続けていくようですが、他にはどんな作品に出演しているのか少し紹介したいと思います。

The Woman In Black - Official Trailer

最初はハリーことダニエル・ラドクリフです。スーザン・ヒルの小説「黒衣の女」が原作のホラー映画に主演してます。亡くなった老夫人の遺産整理を命じられイギリスの片田舎を訪れた若き弁護士が恐ろしい出来事に遭遇する、というお話。日本での公開日は未定ですが楽しみです。

映画『マリリン 7日間の恋』予告編

続いてはハーマイオニーことエマ・ワトソンです。彼女の場合は主演ではないんですが、日本でも3月に公開される『マリリン 7日間の恋』に出演しています。これ以外では児童文学が原作の『バレエ・シューズ』という2007年のイギリス製テレビ映画に出演しており日本でもDVDが出ています。レンタルもあったはずですから興味があればぜひ。

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Wild Target - Official UK Trailer

最後はロンことルパート・グリントです。彼が出演したクライムコメディをご紹介。元は1993年のフランス映画、つまりリメイク作品なんですね(自分も未見なのでちょっと自信がない)。残念ながら日本未公開になってしまいましたが『ターゲット』の邦題でDVDが出てます(レンタルもあったはず)。よかったよかった。

ターゲット [DVD]

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arkstar

大ヒット先に出演している俳優さんは、強いイメージが付いちゃうので、別の作品に出演するのは難しくなりますよね。

スターウォーズのルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルとか、
男はつらいよの寅さん役の渥美清とか
出世作が大ヒットすると、それが顕著ですよねぇ。
by arkstar (2012-02-22 19:26) 

chokusin

>arkstarさん
昔からありますね、ターザン、スーパーマンを演じた役者さんも苦しんだと言われてますし。イメージを払拭することに成功した例では初代ボンド役者のショーン・コネリーが有名でしょうか。出世作が自分を縛ることになるなんて皮肉です。

xml_xslさん、kotobukimaruさん、(。・_・。)2kさん、arkstarさん、マチャさん、
nice!をありがとうございます。
by chokusin (2012-02-23 22:15) 

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