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映画『クローバーフィールド』ほか1本 [映画感想‐洋画]

公開当時、話題になりながらも見逃したままになっていた映画を2本ほど。
キーワードは「怪獣」かな…と書いた時点で一部ネタバレしてるんですけど、公開から数年経過しているということでご勘弁ください。

『クローバーフィールド/HAKAISHA』(原題:Cloverfield)

2008年公開、上映時間は85分と結構短め。映画の冒頭で、とある災害現場から回収されたホームビデオに記録されていた映像である、というテロップが表示されます。その後、日本への転勤が決まった青年(主人公)のために、親しい友人たちがサプライズパーティーとして催した送別(壮行)会の様子が映し出されます。その最中、何の前触れもなく発生した出来事に彼らは巻き込まれていくのですが、パーティーで撮影係を押し付けられた人物がその一部始終を撮影していたという、要はフェイクドキュメンタリーの体裁ですね。

もうズバリ書いてしまいますがこれは怪獣映画です。ゴジラの足元で逃げ惑う人々の主観映像として描いたもの。怪獣映画に限った話ではありませんが基本的に映画は客観表現です。観客は常に一歩引いた場所から出来事を見ているわけですが、ここでは観客にその一歩を踏み込ませあたかもその場に居合わせているかのように見せる。ゴジラやウルトラマンに代表される作品は「怪獣プロレス」などと言われたりもします。その是非はさておき、プロレスという表現に倣うのならテレビ中継される試合を画面越しに観戦するのではなくリングサイド席で、なんだったら場外乱闘にも巻き込まれちゃってくださいと。

多くの方が指摘してるようにこの映画は間違いなく9.11事件がなければ作られなかったでしょう。あるいはYouTube等の動画投稿サイトが一般に定着したことも大きいかもしれない。細かい部分で不満もあります(あえてぼかした箇所だとしても)。個人的には『宇宙戦争』と『ミスト』を先に観てしまっていたので点が辛くなったことは否めませんし。野暮なツッコミを入れそうになるのをグッとこらえて、その場に立ち会わされた感を楽しむといいんじゃないでしょうか。注意点としては映像が終始ガクガク揺れまくり&手ぶれしまくりです(逃げながらのビデオ撮影という設定なので)。映像酔いしやすい人には辛いかも。

『グエムル-漢江の怪物-』(原題:괴물)

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原題(とその読みであるグエムル)は「怪物」って意味らしい。そのまんまですね。『殺人の追憶(2003)』、『母なる証明(2009)』などのヒット作で知られるポン・ジュノ監督による2006年公開の韓国製モンスター映画。上映時間は120分。恥ずかしながら自分はこれが初ポン・ジュノ作品でした。そのためか作風を掴みきれずノリが合わない部分も多かった。

とはいうものの、評判どおり冒頭からドーンと、それも白昼、屋外の開けた空間で怪物を出し惜しみせず見せてしまうのは凄い。夜間のシーンだけでチラ見せが続く『クローバーフィールド』とは好対照。他にも「おお!」と思わせてくれる良い画が随所にあって、それだけでも満足でした。突如現れた謎の怪物に一人娘をさらわれてしまった父親(と親族一同)が自らの手で娘を取り戻そうと奮闘する、つまり我々と同じ一般人 vs. 怪物なわけで、『ゴジラ』というよりも『ジョーズ』に近いかなあという印象を持ちました。

この映画にも細かい部分で不満はあります。怪物周りのこととか色々と放り投げてるし。他には父親があまりにバカ過ぎて「いやいやいや、さすがにないわー」と思う場面がしばしば。この辺りは好みもあるので一概には言えませんが、自分はかなりダレました。しかし先にも書いたように怪物に関する描写は緊迫感も迫力も抜群で、それだけでも観る価値はあります。こう書くとまるで「出オチ映画」みたいですが。

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コメント 2

cherryh

グエムルは公開当時、映画館で見ましたが、怪物はアクションも含めてよくできてるんですよね。あと、権力批判が観られるように思いました。オーバーアクションなところとかは、韓国のことを多少なりとも知ってないと違和感あるかなあ、とも。でも最近は韓流ドラマとかだいぶ日本に入ってるから、当時とは違いますかね。

観た時の感想がblogに転がってましたw
http://cherryh.air-nifty.com/blog04/2006/09/post_e6b0.html
by cherryh (2011-08-28 19:26) 

chokusin

>cherryhさん
コメントありがとうございます。リンク先も拝見しました。

>権力批判が観られるように思いました
これはおっしゃるとおりですね、というか怪物誕生の原因が実際に起こった事件に基づいてるとか。軍隊や警察等の公的機関(権力側)がまったくの役立たずとして描かれてるのはそういうことなんでしょうね。

個人的にはその辺りの批判というか皮肉に関してあまりピンとこなかったので、感想の中ではスルーしてしまいましたw 触れておけば良かったですね。

kotobukimaruさん、takaoさん、xml_xslさん、cherryhさん、
nice!をありがとうございます。まとめてのお礼ですみません。
by chokusin (2011-08-29 00:09) 

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