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映画『神様のパズル』 [映画感想‐邦画]

レンタルで視聴、これが意外にも(というのは失礼だが)面白かった。134分と長めだがダレなかったし。
例によってFlash使いまくりで激重だけど一応⇒【映画『神様のパズル』公式サイト

神様のパズル [DVD]

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落ちこぼれロッカーと天才少女が宇宙創生に挑むという第3回小松左京賞を受賞した機本伸司の同名小説が原作。ただし映画化に際して当然ながら脚色されてるそうです。一番の変更点は主人公に関する点で、単一の人物が双子(の兄)に、学生とはいえ物理学を専攻する「理系」の人であったのが、物理学なんてまともに学んだことのないずぶの素人、しかも「体育会系」の人になっている。大抵の観客が置いてけぼりになりかねない物理学の理論とか分かりやすく且つ面白く見せてくれて大変ありがたかった。

やはり気になるのはクライマックスの展開とラストの締めくくり方かな。特に主人公の彼ね。ロックミュージシャン目指してたんじゃなかったのか。寿司屋にさほど思い入れがあるようには見えなかったんだがな。あとはヒロインに寿司を食べさせる場面か。どしゃ降りの雨の中じゃ原形とどめてないだろというツッコミは野暮だからしない。だが途中でせめて一度でも彼の握った寿司を食べるシーンが欲しかったな。彼女の部屋に何度も訪れているんだから差し入れするとかさ。アインシュタインの逸話がらみなのは分かるが二人には直接関係ないわけだし。彼の握った寿司をヒロインが食べる。その時は不味いと言わせてもいい。そして最後に彼女を思い止まらせるのは彼の寿司と。ラストも含め寿司で引っ張るならその方が収まりがいいと思うが。

以前から三池監督を評価している人ほどクライマックスの展開を容認しているみたいだ。それどころか「三池監督、普通の映画もちゃんと撮れるじゃん」みたいな。あまり熱心に三池監督作品を見てこなかった自分には分からない感覚だ。例えば料理をする際に具材や調味料も目分量でというやり方ならそれは別にかまわない。でもこの映画じゃクライマックス直前まできっちり作ってた印象なので、最後の仕上げという段になっていきなり鍋ごとひっくり返し「ちまちまやってられるか! 外に飯食いに行くぞ!」と言われたみたいでぽかーんとしてしまった。ここまで引っ張っておいてそれかよと。勢いでぶっちぎるのも嫌いじゃないがびっくりはしたな。

主演の二人はとても魅力的だった。市原隼人は愛すべきバカを生き生きと演じていた。もともと二枚目よりも三枚目路線の人なのかな。谷村美月が演じるヒロインはシニカルで一人称が「ボク」な引きこもりの天才少女というアニメや漫画のようなベタさ(ボクっ娘だよ、すごいなしかし)。一歩間違えばだだすべりになりそうなところをぎりぎりで踏みとどまらせていた。ボンクラ男子にとって目の毒な無頓着ゆえのお色気も見せてくれて嬉しいかぎり。周りを固める役者さんたちも良かった(國村隼、笹野高史、遠藤憲一らのおっさん達が特に)。

神様のパズル (ハルキ文庫)

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  • 作者: 機本 伸司
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 文庫

ちなみにこれが原作。たしかにイラストに描かれた男の子は全然タイプが違うな。興味がわいたのでいずれ読んでみようと思う。

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