2011-12-06 Tue 二本の短編アニメーション [アニメ‐雑記]
どちらもYouTubeで視聴可能です。テレビ等で見慣れたアニメとは一風変わった雰囲気が素敵だなあと。
『rain town』
【卒業制作アニメーション 「rain town」 :Graduation film】
一本目は以前に取り上げた自主制作アニメ『フミコの告白』の作者(京都精華大学アニメーション科の学生さん)が自身の卒業制作として作ったものだそうです。今年の3月の時点で公開されていたようですね(気付くの遅すぎだなあ俺)。台詞は一切無く、『フミコの告白』とは違った魅力を持った作品に仕上がっています。
『The Lost Thing』
【The Lost Thing 2010 Full Movie HD】
二本目は海外の作品。オーストラリアの絵本作家であるショーン・タン(Shaun Tan)が自ら制作し、第83回アカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞したそうで。凄いっすね。これも紹介するにはいささか遅いんですけど。英語の台詞がありますが、映像を見ているだけで内容を把握するには困らないと思います。独特のタッチで描かれる世界が素敵です。そしてヤドカリモドキ(?)がとてもキュート。
2011-10-31 Mon TVアニメ『日常』のこと [アニメ感想‐TV]
以前に比べるとアニメを、特にTVシリーズをほとんど見なくなってしまいました。気なる作品は(放送されれば)録画もしてるんですがさっぱり消化できずにHDDレコーダーの肥やしです。そんな中、最後まで通して見たのがこの『日常』というアニメでした。ちなみに公式はここ⇒ 「日常」オフィシャルサイト
原作はギャグ漫画なんだけどシュール系というかナンセンス系というか、かなりくせの強い内容で人を選ぶところがあると言われてます。正直に書くと自分は原作を読んでないんですよね。アニメ化が決まった当時、角川の公式サイトで少し試し読みはしましたが。その際にはさっぱり面白さが分からず「これ、本当にアニメ化するの?」と思ったほどで。そんなわけで感想もあくまでアニメ版についてです。かなり原作に忠実なようなのでそれほど的外れじゃない、はず。






珍しくキャプ画像など貼ってみました。彼女たちが主要キャラクターですね。上段の左から二人と下段の二人+一匹が取り上げられることが多かったかな。彼女たち以外にもたくさんのキャラクターが登場しますが、きりがないので省略で。めんどくさいし(ひどい)。アニメーション制作は「京アニ」こと京都アニメーションが担当。賛否はありますがやはりここは上手いこと作りますね。品質はかなり高い水準だったと思います。加えて声優さん達も上手でねえ。絶叫というか奇声を発するシーンでは見てるこっちが「喉だいじょうぶ?」と心配になるほどの熱演で。それらが相まってやたらとハイテンションで素っ頓狂なギャグが炸裂してました。
ただ最初のうちはあまり乗れなかったんですよ。元がシュール系ギャグなので合わないとひたすら苦痛だったり。加えて個人的にどうしても好きになれないキャラクターも何人かいて。下に貼った彼女たちなんですけどね。この二人がエピソードに絡んでくるのがもう嫌で嫌で。


ひたすらマイペースでちょっと不思議ちゃんが入ってるんですが、そんな彼女たちに他のキャラクター(真面目というか常識的な人)が振り回され酷い目に合う(はかせにもイラっとさせられますが彼女は未だ子供なので除外)。まあこれ自体は昔からあるギャグのパターンのひとつです。ちょっと古いですがドリフのコントで言えばカトちゃんや志村に長さんが振り回され「だめだこりゃ」、みたいな。じゃあドリフのコントはOKで『日常』のそれが駄目なのは何故かというと、振り回される側だけが損をして振り回す側が(ほとんどの場合)お咎めなしに終わるからなんですね。もっと言うなら「どうしてこんなことするの!」とか「いい加減にして!」と文句を言おうものなら「え? なんで怒ってるの?」くらいにキョトンとされちゃう。もうね、個人的にそういうタイプが心底嫌いで張り倒したくなっちゃうんですね。困ったもんで。
あまり人気が無かったとか、Blu-rayソフト等の売り上げも伸び悩んだとか言われてるようですが、個人的には楽しんで見てたんですけどね。いや実際のところ面白かったと思うんですが。こればかりは分からんもんです。自分も最初は乗れなかったわけですし。
以下蛇足で。下に貼ったのはいわゆるMAD動画で使われてる曲も『日常』とは関連ありませんが、なんか癖になる面白さだったので。うん、カオスなところがだいたいあってるんじゃないでしょうか。
2011-10-30 Sun 長沢樹『消失グラデーション』 [本‐小説]
第31回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作とのこと。自分にとっても久しぶりの青春(学園)ミステリ。すっかりおっさん化したせいか相性が悪いジャンルだが楽しく読めた。
話題になっていたので手に取ったのだが、場所によっては入手しづらい状況になってるそうで。発行元の角川書店のサイトでも現在は[在庫無し]状態に。すごいですね。ちなみに同サイトでは冒頭14ページ分が「立ち読み」として公開されています。以下あらすじ。
私立藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、ある日、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる少女を助けようとするが、少女は目の前から忽然と消えた。監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件。複雑に絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む!
一読、大変読みやすいなあという印象です。文体にくせが無いのでさくさく読めます。舞台が高校ということもあり登場人物は結構多いんですが、キャラクターをしっかり立たせて書き分けも上手いなと感じました。ミステリとしての肝になるのは上に引いたあらすじどおり、ある少女の「消失」です。高校の敷地内という比較的ひらけた場所とはいえ、誰の目にも触れず姿をくらますことが困難な状況。なぜ、どのように、あるいは誰が、という謎の解明が行われていきます。密室からの人間消失のバリエーションと考えていいでしょう。
ところがですね、この部分はあまり重要ではなかったりするんですよ。もちろん大事な要素ではあるんですが。最大のトリックは小説そのものに仕掛けられています。クライマックスのある瞬間を境に大きく転換します(ネタばらしになってもまずいので詳述は避けますけど)。自分はすっかり騙されてしまい、「おお!そうだったのか」と驚きました。先にも書きましたが読みやすい文体につられてさくさく読み進め、まんまと作者の仕掛けに嵌められましたねえ(単純なやつ)。ミステリを読みなれている人、勘の鋭い人なら途中で「これはもしや・・・」と気付くかもしれないですが。
いくつか気になった点を。見事に騙された負け惜しみでもないんですが、仕掛けそのものがかなりトリッキーで作劇のためだけに用意した感がどうしても強かったこと。まあそれを言い出したらミステリの大半は読めなくなりますけどね。さらにある重要な役どころの人物の扱いに関してもちょっと。作者にはこの人物をメインに据えた別作品の構想があるのかもしれませんが、現時点で発表されていない以上、作者にとってのみ既知で愛着のあるキャラクターに過ぎず、読者からすればよく知らない(知りようもない)客演が大事なところを持っていったようにも見えてしまうんですよ。アンフェアとまではいきませんが「結局お前なんだったの?」とは感じましたね。
とはいえ、とても面白く読めましたので興味をもたれた方はぜひ。自分もこの作者の次回作を今から楽しみに待ちたいと思います。
2011-09-25 Sun むしろ電気のない世界の方が [雑記]
魅力的に見えるんだけどなこの動画。
【Renault Z.E. brand new TV advertising campaign - The electric life】
ルノーのEV(電気自動車)に関するキャンペーン広告らしいです。ちょっと古い記事ですがこれに関連してるのかもしれません。⇒【ルノー、ヨーロッパでEVツアーを実施 | Response】
ちょっとしたSF映画のようなセンスですね。スチームパンク的な。日常の何気ない瞬間に小型のエンジンがブルルンと唸るのは確かに困るかも(図書館とか)。それよりは低公害・低騒音のEVはいいでしょ?という狙いなんでしょうね。ちなみにZ.E.というのはゼロ・エミッションの頭文字だそうな。
2011-09-12 Mon 実はボーカロイドの曲は [音楽]
あまり好きではなかったりする。同時にミューズとしての初音ミクにもあまり執着がない。可愛いとは思うんだけど。そんな自分だが珍しく素直に「ああいいな」と思えるものがあったので。
もしも下に貼った動画が見られない場合は同じものがYouTubeに転載されてるのでそちらを。画質が回線の混雑状況に左右されない分、YouTubeの方が見やすい…んですが、やはりそこはね、コミュニティに敬意を表して元動画を貼らせてもらいました。
いやあ、これはいいものだ。コメントにもあるがなんとあざとい(褒め言葉)。この動画に登場する一人と二匹のキャラクターに動きを付ける3DCGソフトウェアやモデルデータ、彼らが立つステージや背景等は有志の手によって作られ、素材としてコミュニティ内で共有されているらしい。それらを用いて多くの作品が制作・公開されている。中にはプロとして活動してる人もいるんだろうけど、いずれにしろセンス、根気、情熱や愛情といったものが無ければできないものね。
ちなみに動画に使われてる曲にも元動画があって、そちらも大変センス溢れる出来栄えです。
【ニコニコ動画】【初音ミク】ねこみみスイッチ【オリジナル】
YouTube - 【初音ミク】ねこみみスイッチ【オリジナル】
いや本当、すごいよなあ。










